マセラティ グランカブリオ シンセティックレザーリペア(破れ)

いつもお世話になっている横浜のイタフラ店様からご依頼です。

お車は、マセラティ グランカブリオ。

傷の場所はアンダーダッシュのセンターから左側、コラムカバーの横当たりです。

 before

 

素材は、シンセティックレザー。(現行のマセラティはPU系の柔らかいビニールレザーが多用されています)

自動車内装のレザーの種類はこちらをご参照ください。

なので固い物が当たると簡単に破れてしまいます。本革ならば傷程度で収まる可能性が高い当たり方でも表面が捲れてしまうような破れ方。

丁度コーナー部分なので成形するのが困難です。

運転席のフロアに潜り込んで下からレザーパテを入れて作業しました。

非常に苦しい姿勢((+_+)

事前に調合して作っておいた塗料でガン塗装します。

吐出量を絞って拭き方も調整しました。

 after

目立たなくなりました。

コラムカバーが邪魔してしまい、コーナーを完全に丸くする事はできませんが違和感なく仕上がりました。

担当S氏にご確認いただき無事終了。

とても綺麗な状態の車両でした。オーナーになる方からすればキーシリンダーのすぐ近くですから、キーを刺す際に目につきほんの数ミリの傷でも気になるのかも知れません。

ここまで意識が高い販売店だと安心して購入できますね!

本日はオリス アクイスデイト(39.5mmはマニアックなサイズですね)

ポルシェ 911カレラ(993) レザーダッシュボードリペア(レーダー剥がし跡)

長くお付き合いいただいている杉並区の有名店プランシングホース様からご依頼です。

ポルシェ 911カレラ(993)、ダッシュボードリペアのご紹介です。

ダッシュボードに張り付けてあったレーダーを取り外したら跡が目立ってしまったケースです。

ETC、ナビ、レーダーは取り付け場所を考慮しないと後になって困りますよね?

剥がす際に革が伸びてしまったり、表面が剥がれてしまいます。新品状態に戻すのは困難なのですが、リペアで多少でも目立たなくなれば気が紛れるかもしれません。

今回は中古車として販売前に少しでも目立たなくなるようにやってみたいと思います。

なんせ手が入る隙間程度の範囲しか施工できません。

 before 

素材は本革です。

デフロスターの横、15センチ位の範囲、表面が剥がれて凹みも嫌な感じです。

周囲を傷つけないように養生してペーパーを当てて均します。

レザー用のパテをひいてはならす、数回繰り返します。

手ではガラスに干渉してしまうのでプラヘラを使います。

ダッシュは養生するのも大変です。

社長は時々現れて「どう?いい感じ?」とっても軽い( 一一)

 after

ガラスが邪魔して奥の方と凹み跡は多少甘いですが、今回はこれでOKだそうです。

少し引いて見れば大丈夫になりました。

当然、塗装で仕上げますから色や艶感も合わせる必要があります。

今回のような【 ダメージリペア 】は他にもいろいろなパターンがあります。

TOPのサービスメニューやこちらからご参照ください。

ポルシェ 718ケイマン(982) レザーシートリペア(傷)

【ポルシェ 718ケイマン(982)】のレザーシートリペアをご紹介します。

最近、ポルシェオーナーのお客様からご紹介されてご縁をいただいたポルシェセンター様からのご依頼です。

T様、感謝‼

最新の718ケイマン。

レザーシートのリペアです。

売約済みの車両、低走行の新車に近い状態。余計にシートの傷だけが気になるそうで新オーナー様からのご要望だそうです。

 before

側面の擦れ傷。

内側の引っかき傷。

触って確認すると、この車両はピグメントレザーとシンセティックレザーのコンビ仕様でした。

ピグメントレザーって何? ⇒ 自動車用の革の種類はこちらでもご紹介していますよ。

色味も少々変わっています。

一見するとブラックレザーに見えるのですが、実はブラックグレーに近い艶消しの濃いネイビー。

色味の調整は慎重に見極める必要があります、青が足りないとネイビーにならないし、艶消し度合とホワイトの分量を間違えるとどちらも白っぽくなったりするからです。

反対色を少量加えて出過ぎた色味を抑えたり、隠ぺい性と艶感も微調整して合わせていきます。

内側はシボも起っています、傷は引っ掛けたようなほんの一カ所だけなので出来れば補修範囲を極小にしたいですね。

クリーニングして下地を整えます。

内側はマスキングしてはみ出さないようにレザーパテを充填してサンディング。

外側はシンセティックレザーなので慎重に。

脱脂してからマスキング。ほぼほぼ新車のため防汚加工がしっかり効いています。

念入りな脱脂とピーリングテストを行いました。

ステッチにも色が乗らないようにして塗装です。

 after

自然な仕上がりになりました。

手触りも新車のようなさらっとした風合いにしておきました。

念のため日差しが当たるところで確認して、担当 S 氏にも見てもらいます。

「ばっちりです!」と一言。

ご紹介の仕事ですからホッとします(*^-^*)

傷自体は大したことないのですが・・・

【ほぼほぼ新車】【傷が極小なのに深さがある】【シボが起っている】【範囲を広げたくない】【色味も中間色】【色は同じでも素材が二種類】

意外と注意点が多く難易度の高い案件でした。

今日は、IWC スピットファイヤークロノの出番でした

ポルシェ 911カレラ(991) ドアトリム再接着修理

東京都稲城市の個人ユーザー I 様からご相談されて、運転席のみ修理することになりました。

お持ち込み当日です。

 before

フチの方も剥がれてます

現状確認するとガラス越しに隙間が丸見え状態。

車内からも大きく膨らんでおりフチも捲れていました。

ドアの取り外し。

ウインドウやミラーは動かせなくなりますがロックは出来る状態。

I 様、長年トヨタでデザインの仕事をされたあと、今は大学で教えているそうです。

ドアを外して見るなり、笑いながら「スラッシュ成型が剥がれて・・・作りが貧弱でこりゃー歪みますね」と流石に詳しい。

ドア裏側に仕込まれたエアバッグスペースの関係で強度不足。元の接着力も怪しいし、のりしろも少ないので余計に剥がれやすい作りです。

ドアのみお預かり。一旦お帰り頂き終了後に再びお越しいただきます。

接着面の下地処理~脱脂~接着、部分補強と歪み修正。

1週間程度のお預かりとなります。

完成後に取り付け。

 after

I 様自作のサンシェードを取り付け。

剥がれる原因は日差しです、多少でも軽減されれば良いですね。

助手席側は運転席ほど酷くはないので経過観察です。

喜んでいただきました。

私もスピットファイアにしたので、I 様のインジュニアとダブルIWCのリストショット

I 様の腕には、エンジニアや理工系の方に人気のIWCがお似合いでした。

フェラーリ 360モデナ 天井張り替え(ウルトラスエード)

いつものお店からご依頼されて、【フェラーリ 360モデナ】の天井張替え修理を行いました。

 before

純正表皮はすでに落ちています。

メッシュグレーの純正表皮からブラックのウルトラスエードにグレードUP。

天井まで本革使用のモデナは表皮の再利用が可能ですが、残念ながらファブリックはNGです。

養生後に部品を外していきます。

どうやら以前外した方が不慣れだったのか?取り付け方を間違えており、無理やりやったからかピラーが折れていました。

他にも、気になる点がありました。

ボディに直貼りなので下地処理がほんとに大変です。

ようやく遅いお昼休憩。

厚みを合わせたウレタンとスエードを貼ります。

天井を貼った後は、再び順番に部品を取り付けて完成。

 after

隙間もなく良い感じに仕上がりました。

社長にご確認いただき終了です。

ポルシェの張替え修理はこちらをご参照ください。

こちらはポルシェ専門(一部のスーパーカーもあり)のホームページです。

それ以外の車種、フォルクスワーゲンやアウディ、ベンツにBMWやボルボにジャガー等はこちらのホームページでご紹介しております。

ポルシェ 911カレラ(993) レザーシートリペア(傷、擦れ、ひび割れ)

何軒かのポルシェ屋さんとお付き合いがあるのですが、こちらのお店は数年ぶりです。

ご相談されたのは993カレラ。

ご相談の上、2脚の背もたれと座面のサイドサポート部分をリペアしました。

 before

見た目ほど革は硬化していませんでした。

なるべく元の雰囲気や革のシボが変わらないように注意しました。

運転席と助手席、同程度の見た目と雰囲気となるように、硬化していないので、いたずらに革も削りすぎないようにします。

クリーニング~下地処理と進めていきます。

レザーパテの粘度を調整しながらサンディングや刷り込みをしていきます。

脱脂が終わったら、密着性テストやマスキングから塗装工程に入ります。

 after

☝運転席。 ☟前席2脚。

なるべく自然に。年式にふさわしいヤレ感を。

とのご要望に従ってバランス重視の施工です。

ご確認いただき喜んでいただきました。

レザーリペアと言っても様々な種類に分かれます。

サービスメニューには代表的な施工例も写真付きでご紹介しております、ご参考になさってください。

本日は、セイコー プレサージュ七宝

ポルシェ 911カレラ(991) ドアトリム剥がれ修理

担当しているポルシェセンター様からご依頼です。

ポルシェ 911カレラ(991)のドアトリムあるある。

ドアトリムの表皮が剥がれてしまう問題です。

これは、981と991に起こる現象、トリムに内蔵のエアバッグが開く設計のため強度不足なのと表皮の接着力が足りないために剥がれてしまいます。

剥がれるだけではなく樹脂の変形も引き起こしてしまい、放置すると悪化の一途。

 before

今回は特に助手席側が大きく剥がれています。

外してもらって回収。

側面まで剥がれてきます。

変形を可能な限り修正してから張り合わせ面の下地処理。

足付けや脱脂後に接着します。

接着の仕方も複数工程を経て完了させるので乾燥時間と合わせてそれなりの時間は必要です。

当店では、通常1~2週間のお預かり。

割れやすいコーナーを加工しておきます。

ここで注意が必要なのは、エアバッグの動作を遮らないように過度な補強をしないこと。

万が一開かなかったら大変です。

 after

完全に変形まで修正するのは難しいのですが部品交換よりは遥かにお安く修理可能です。

ちなみに部品は片側20万円台後半、30万円に近い・・・パネル一式でしか入手できません。

詳細はこちらをご参照ください。

フェラーリ モンディアルT リヤパネル再接着修理

いつものショップからご依頼。

フェラーリ モンディアルT。

「内装のリヤパネルの表皮が剥がれて皺になっているのを何とか直せるか?」との事です。

社長と一緒にパネルを外そうとするものの全然取り外せません・・・

コーンズに聞いても古すぎて誰も知らない(*_*;

知り合いに聞いてみると、「車内じゃなくて、外側かもしれませんよ?」

そんなアホナと思いつつもよーく調べると・・・

確かにエンジンルームの見えない場所に怪しいネジを発見!ビンゴでした!

流石、イタ車、分けわかんない作りでした。

ようやく外れたパネルは、リヤシートの側面部分です。

 before

ビニールレザーなので破れないように温めながら引っ張り再接着。

中の劣化したウレタンを掃除して足付け、脱脂後に接着です。

 after

綺麗になりました。

再接着や張替え系のリペアに関してはこちらをご参照ください。

本日のまかないランチ、ホタテが美味い!

ポルシェ 987ケイマン 天井張り替え修理

これまで当店では、数多くのメーカー、車種の内装内張である天井張替え修理を行ってきました。

それも、天井張替え修理を出張対応している専門業者は非常に少ないと思われます。

今回は、もちろんポルシェのご紹介。

987ケイマンです。

いつものポルシェセンター様からのご依頼。

ピットはいっぱいだったので、展示スペースの一角で作業しました。

 before

通常は私が自分で部品を外すのですが、ディーラー様からの依頼ではメカニックの方に外してもらっています。

汚さないように大き目の養生をして準備。

表皮を剥がして下地を綺麗にしていきます。

ケイマンは劣化したウレタンのベタベタが酷いので十分な脱脂が必須。

純正では側面まで生地が巻き込まれておりません。

修理では四辺全てを折り返して補強します。

 after

綺麗に張替え終わりました。

担当者にご確認いただき終了。

987ケイマンでは他にもエアコンスイッチのリペア、981では天井の他にドアの表皮が浮いてくる故障を再接着修理も受付しております。

張替え系はこちらをご参照ください。

輸入車を複数台お持ちのユーザー様、ご参考までに、メルセデスやBMW、アウディ、ジャガー、ベントレーやフェラーリも車種によっては修理可能です。

ポルシェ以外の張替え修理に関してはこちらをご参照ください。

ポルシェ 911カレラ(993) シートリペア(擦れ)

いつものポルシェ屋さんからご依頼。

993カレラです。

☆ 【 ポルシェ インテリアリペア専門店 なるほ堂 】ホームページ開設キャンペーン第一弾 (2022年4月20日~5月20日)    

インテリアリペアスタート料金 最大半額 ‼  通常 22,000円 ⇒ 11,000円! 

(ポルシェは半額、その他は5,500円割引)

運転席の背もたれサイドサポート部分が少しえぐれた様に擦れています。

触った感じは柔軟性も保たれており、部分リペアで問題ありません。

 before

クリーニングからスタートします。

少量のレザーパテと塗料をそれぞれ調合して作ります。

工程ごとに確認しながら進めます。

 after

いい感じに仕上がりました。

レザーシートの他にも様々なサービスメニューをご用意していますよ。

クリーニングだけのご依頼でも大歓迎です。

クリーニング詳細はこちら綺麗に維持して気持ちよく乗りましょう!

メニュー一覧はこちら