ポルシェ 981ボクスター ドア修理(剥がれ、浮き)

東京都府中市にお住いの K様からご依頼です。

981ボクスターのドア、表面が剥がれて浮いてきてしまう症状。

今回は、ご自宅ガレージまで伺いドアを外して持ち帰り、修理後に再び出張取り付けを行いました。有料サービスとはなりますがドアを外した状態で動かすのが心配な方にはご対応しております。

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実車を確認すると・・・限界まで捲れて剥がれていました。

数センチ~10センチは浮いており、ガラス越しに見ても驚くほど。

運転席ほどではないが、助手席側も大きく剥がれていました。

一旦、外して持ち帰り1週間後に納品取り付け予定です。

これまでに30台以上のドアを修理しましたが、剥がれは最も酷い状態。

紫外線にさらされて表皮もウレタンも固く縮んでいます。更にベースのABS樹脂が変形して簡単には修正できません。

新品状態に戻すことは困難ですが、出来る限り手は尽くしたいと思います。

歪み修正、ウレタン加工、補強、接着、固定、各工程に分けて作業するため1週間程度の時間が掛かります。

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出張で納品と取り付け。

苦労しましたが、認定中古の販売車レベル近くに戻せました。

K 様にも大満足いただけ何よりです。

修理前までは「恥ずかしくて乗れない」と嘆いていたので 、満面の笑みでした(#^^#)

現在、経験値と共に修理方法では改良を重ねて、以前からの変更点が多数あります。

・修正範囲の広がり・・・修正方法の改良

・表皮縮みに対する工法の開発・・・ウレタン加工のノウハウ積み上げ

・固定方法の変更・・・材料と方法の変更により精度UP

・補強方法の変更・・・材料変更と方法の改良で強度UP

※尚、最近増えてきたことですが、他社で修理された後での再修理は下地処理に時間が掛かり追加料金となります。

ポルシェ 987ボクスター 内装リペア(樹脂パーツ多数)

ポルシェセンター様からのご依頼。

987ケイマンの内装、樹脂パーツの傷を全面的にリペアします。ユーザー様からのご指名により担当させて頂きます。

事前に外せる部品は全てメカニックの方にお願いして外してもらいました。

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俗にラバー塗装と言われる、この年代の塗装は傷がつきやすく素材のABS樹脂が見えてしまうと残念な状態になります。

部品点数が多いので、ご飯を食べる余裕がありません(*_*;

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担当S氏には閉店後までお付き合いいただきお世話になりました。

大変な1日でしたがなんとか終わって良かった。

981ケイマンGTS レザーシートリペア(擦れ、ひび割れ)

いつもご依頼いただく輸入車販売店さんからです。

ポルシェ 981ケイマンGTS。

リペア個所は運転席の背もたれです。

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側面のシートベルトで擦れた傷、細かいひび割れも起こしています。

個体はシートを除けば非常に良く新車の雰囲気があります。

そのイメージを崩さないように、必要最低限の処置で蘇らせる方法をとりました。

複数回の各工程を経て下地処理が終わります。

事前に作っておいたレザー塗料で塗装。

近年のポルシェはブラックレザーでも青味が強い革が多く見られます。

視覚がだまされて隠れた色を見誤ると、光が当たった時の見え方が変わってしまい、リペア塗装跡がもろに分かってしまいます。

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助手席やコンソール側までは手を入れていません、あくまでも部分リペアなのですが統一感が出るように仕上げます。

担当フロント K氏に確認してもらい無事終了です。

今回のように少しだけ劣化したケースもあれば全体的に革の劣化が進んでいるケースもあります。

レザーシートのダメージリペアについてはこちらのサービスメニューをご参照ください。

今日は、通常マックイーンモデルのモナコ、K氏は左リューズのモナコを大事にされています(*^-^*)

ポルシェ 718ケイマン(982) レザーシートリペア(傷)

【ポルシェ 718ケイマン(982)】のレザーシートリペアをご紹介します。

最近、ポルシェオーナーのお客様からご紹介されてご縁をいただいたポルシェセンター様からのご依頼です。

T様、感謝‼

最新の718ケイマン。

レザーシートのリペアです。

売約済みの車両、低走行の新車に近い状態。余計にシートの傷だけが気になるそうで新オーナー様からのご要望だそうです。

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側面の擦れ傷。

内側の引っかき傷。

触って確認すると、この車両はピグメントレザーとシンセティックレザーのコンビ仕様でした。

ピグメントレザーって何? ⇒ 自動車用の革の種類はこちらでもご紹介していますよ。

色味も少々変わっています。

一見するとブラックレザーに見えるのですが、実はブラックグレーに近い艶消しの濃いネイビー。

色味の調整は慎重に見極める必要があります、青が足りないとネイビーにならないし、艶消し度合とホワイトの分量を間違えるとどちらも白っぽくなったりするからです。

反対色を少量加えて出過ぎた色味を抑えたり、隠ぺい性と艶感も微調整して合わせていきます。

内側はシボも起っています、傷は引っ掛けたようなほんの一カ所だけなので出来れば補修範囲を極小にしたいですね。

クリーニングして下地を整えます。

内側はマスキングしてはみ出さないようにレザーパテを充填してサンディング。

外側はシンセティックレザーなので慎重に。

脱脂してからマスキング。ほぼほぼ新車のため防汚加工がしっかり効いています。

念入りな脱脂とピーリングテストを行いました。

ステッチにも色が乗らないようにして塗装です。

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自然な仕上がりになりました。

手触りも新車のようなさらっとした風合いにしておきました。

念のため日差しが当たるところで確認して、担当 S 氏にも見てもらいます。

「ばっちりです!」と一言。

ご紹介の仕事ですからホッとします(*^-^*)

傷自体は大したことないのですが・・・

【ほぼほぼ新車】【傷が極小なのに深さがある】【シボが起っている】【範囲を広げたくない】【色味も中間色】【色は同じでも素材が二種類】

意外と注意点が多く難易度の高い案件でした。

今日は、IWC スピットファイヤークロノの出番でした

ポルシェ 987ケイマン 天井張り替え修理

これまで当店では、数多くのメーカー、車種の内装内張である天井張替え修理を行ってきました。

それも、天井張替え修理を出張対応している専門業者は非常に少ないと思われます。

今回は、もちろんポルシェのご紹介。

987ケイマンです。

いつものポルシェセンター様からのご依頼。

ピットはいっぱいだったので、展示スペースの一角で作業しました。

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通常は私が自分で部品を外すのですが、ディーラー様からの依頼ではメカニックの方に外してもらっています。

汚さないように大き目の養生をして準備。

表皮を剥がして下地を綺麗にしていきます。

ケイマンは劣化したウレタンのベタベタが酷いので十分な脱脂が必須。

純正では側面まで生地が巻き込まれておりません。

修理では四辺全てを折り返して補強します。

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綺麗に張替え終わりました。

担当者にご確認いただき終了。

987ケイマンでは他にもエアコンスイッチのリペア、981では天井の他にドアの表皮が浮いてくる故障を再接着修理も受付しております。

張替え系はこちらをご参照ください。

輸入車を複数台お持ちのユーザー様、ご参考までに、メルセデスやBMW、アウディ、ジャガー、ベントレーやフェラーリも車種によっては修理可能です。

ポルシェ以外の張替え修理に関してはこちらをご参照ください。

ポルシェ 981ケイマン ドアトリム修理(表皮剥がれ再接着)

東京都江東区にお住いのT様からご依頼。

ポルシェ 981ケイマンです。

981ケイマン

991と981は同形状のドアトリムです。

このタイプはドア内部にエアバッグが内蔵されておりその辺りの表皮が剥がれたり変形したりする特徴があります。

困ったことに、ドアアッセンブリーでしか部品が出ないため、片側20数万円、両側を交換すると50万円位の費用が掛かってしまいます。

そんなに古い年式ではないのでお困りの方が多くいらっしゃいます。

素材の樹脂が薄く、熱で表皮が剥がれる力が強く変形(歪み)が酷いと完全に修正することはできません。

それでも、多少であれば変形修正したうえで再接着を行います。

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T様にお越しいただき、その場でドアを外してお預かりします。

暫くお預かりします。

スイッチは使えませんがドアロックは可能な状態。

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右側(運転席側)

T様には、喜んでいただきました。

因みに本革レザー仕様のドアではこの現象が起こりにくい作りになっています、また991や981の中古車購入時にはドアを確認されることをお勧めいたします。

修理をご希望の方はお気軽にどうぞ。

実車を見ながらドアの作り、構造をご説明いたします。

内装に関する様々な修理を行っております、サービスメニューはこちらをご参照ください。

ポルシェ 987ケイマン 内装修理・天井張替えリペア 

都内在住の個人ユーザー様からご依頼です。

ポルシェ 987ケイマン。

987ケイマン

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朝お持込いただき夕方にはお引取り可能です。

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様々な内装修理を行っております、サービスメニューはこちらをご参照ください。

部品交換したように綺麗になりお喜びいただきました。