ポルシェセンターからのご依頼。
911(991)の天井部分、ルーフライニング修理のご紹介です。
before
天井形状が湾曲しているため重力に逆らえず剥がれてしまいます。
幸い、991に関しては表皮アルカンターラの再利用が可能なので部品交換よりもかなり費用を抑えて修理ができます。
お困りのオーナーさんはお気軽にご相談ください。
成型ボードの劣化したウレタンを綺麗に掃除して脱脂。
同様にアルカンターラの裏側にこびりついているウレタンも取り除きます。生地を引っ張りすぎると千切れます、そのため注意しながら完全に取りきるのは手間がかかります。
純正と同じ厚みになるようウレタンを貼ります。
いざ本番の前に表皮を乗せて位置合わせのテストを行います。
どの部分から固定して、どう引きながら貼っていくのかをシュミレーションしておく必要があります。
ほんの少しズレただけで大きく合わなくなり寸足らずに・・・
アルカンターラは伸びないので皺にならないように一発で貼るのは難易度高めです。
after
綺麗に張り直しが出来ました。