981ケイマンGTS レザーシートリペア(擦れ、ひび割れ)

いつもご依頼いただく輸入車販売店さんからです。

ポルシェ 981ケイマンGTS。

リペア個所は運転席の背もたれです。

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側面のシートベルトで擦れた傷、細かいひび割れも起こしています。

個体はシートを除けば非常に良く新車の雰囲気があります。

そのイメージを崩さないように、必要最低限の処置で蘇らせる方法をとりました。

複数回の各工程を経て下地処理が終わります。

事前に作っておいたレザー塗料で塗装。

近年のポルシェはブラックレザーでも青味が強い革が多く見られます。

視覚がだまされて隠れた色を見誤ると、光が当たった時の見え方が変わってしまい、リペア塗装跡がもろに分かってしまいます。

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助手席やコンソール側までは手を入れていません、あくまでも部分リペアなのですが統一感が出るように仕上げます。

担当フロント K氏に確認してもらい無事終了です。

今回のように少しだけ劣化したケースもあれば全体的に革の劣化が進んでいるケースもあります。

レザーシートのダメージリペアについてはこちらのサービスメニューをご参照ください。

今日は、通常マックイーンモデルのモナコ、K氏は左リューズのモナコを大事にされています(*^-^*)

ポルシェ 911カレラ(993) レザーダッシュボードリペア(レーダー剥がし跡)

長くお付き合いいただいている杉並区の有名店プランシングホース様からご依頼です。

ポルシェ 911カレラ(993)、ダッシュボードリペアのご紹介です。

ダッシュボードに張り付けてあったレーダーを取り外したら跡が目立ってしまったケースです。

ETC、ナビ、レーダーは取り付け場所を考慮しないと後になって困りますよね?

剥がす際に革が伸びてしまったり、表面が剥がれてしまいます。新品状態に戻すのは困難なのですが、リペアで多少でも目立たなくなれば気が紛れるかもしれません。

今回は中古車として販売前に少しでも目立たなくなるようにやってみたいと思います。

なんせ手が入る隙間程度の範囲しか施工できません。

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素材は本革です。

デフロスターの横、15センチ位の範囲、表面が剥がれて凹みも嫌な感じです。

周囲を傷つけないように養生してペーパーを当てて均します。

レザー用のパテをひいてはならす、数回繰り返します。

手ではガラスに干渉してしまうのでプラヘラを使います。

ダッシュは養生するのも大変です。

社長は時々現れて「どう?いい感じ?」とっても軽い( 一一)

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ガラスが邪魔して奥の方と凹み跡は多少甘いですが、今回はこれでOKだそうです。

少し引いて見れば大丈夫になりました。

当然、塗装で仕上げますから色や艶感も合わせる必要があります。

今回のような【 ダメージリペア 】は他にもいろいろなパターンがあります。

TOPのサービスメニューやこちらからご参照ください。

ポルシェ 911カレラ(991) ドアトリム再接着修理

東京都稲城市の個人ユーザー I 様からご相談されて、運転席のみ修理することになりました。

お持ち込み当日です。

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フチの方も剥がれてます

現状確認するとガラス越しに隙間が丸見え状態。

車内からも大きく膨らんでおりフチも捲れていました。

ドアの取り外し。

ウインドウやミラーは動かせなくなりますがロックは出来る状態。

I 様、長年トヨタでデザインの仕事をされたあと、今は大学で教えているそうです。

ドアを外して見るなり、笑いながら「スラッシュ成型が剥がれて・・・作りが貧弱でこりゃー歪みますね」と流石に詳しい。

ドア裏側に仕込まれたエアバッグスペースの関係で強度不足。元の接着力も怪しいし、のりしろも少ないので余計に剥がれやすい作りです。

ドアのみお預かり。一旦お帰り頂き終了後に再びお越しいただきます。

接着面の下地処理~脱脂~接着、部分補強と歪み修正。

1週間程度のお預かりとなります。

完成後に取り付け。

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I 様自作のサンシェードを取り付け。

剥がれる原因は日差しです、多少でも軽減されれば良いですね。

助手席側は運転席ほど酷くはないので経過観察です。

喜んでいただきました。

私もスピットファイアにしたので、I 様のインジュニアとダブルIWCのリストショット

I 様の腕には、エンジニアや理工系の方に人気のIWCがお似合いでした。

ポルシェ 911カレラ(964) レザーシートウレタン修正&表皮リペア

今回は、シートのみのお預かりです。

964のレザーシート。

革の状態は良いのですが、座面のサイドサポート部分が気になるそうです。

背もたれはそのままで、座面だけ色々と作業していきます。

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表皮裏側の膨らみ

これは、表面上の革の皺ではありません。

裏側のウレタンが寄れてしまい帯状の膨らみとなってしまっている状態です。

直すには表皮を剥がす必要があります。

地味に面倒な作業です。

サポート部分の表皮を捲って、ウレタンの位置を正しい位置に再接着。

元に戻してからリペアします。

改めてクリーニングしたり、マスキングして下地を均す作業。

風合いを損なわないようにあっさり目のソフトなリペアを行います。

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オーナーさんのご要望で、「乗り降りする際に気になる膨らみとひび割れは修理したい」しかし「革のシボ感や自然なヤレ感はそのままにしてほしい」

ご要望通りに仕上げたので、大変ご満足いただきました。

「何件かの業者さんに聞きましたが断られるし、ここまでイメージ通りにしてくれる業者さんはいませんよ!」と強く感動しておられました。

内装に関する様々な内装修理を行っております、サービスメニューはこちらをご参照ください。

新車、中古車、旧車、問わず内容によりお受けしております。

お気軽にご相談ください。

ポルシェ タイカン 内装修理・ダッシュボードリペア(擦れ傷)

ポルシェセンター様にご入庫している車両のリペア依頼です。

お車は、ポルシェ タイカン。

ディーラー様出張施工
タイカン 表皮の一部が薄く見える

販売開始から非常によく売れているようですね。

街中でも徐々に見かける機会が増えてきました。

アンダーダッシュボードに擦れたように薄くなっているところがあり、目立たなくしてほしいとのご相談です。

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確かに何かがこすれた傷。

最小範囲にぼかしてリペアしました。

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全く分からなくなりました。

ご担当氏にご確認いただき無事終了です。

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ポルシェ 911カレラ(993) 内装修理(リヤパネル破れリペア)

いつもの専門店様からご依頼。

ポルシェ 911カレラ(993)、リヤシートの横、サイドパネルが破れています。

993カレラ

993のシンセティックレザーは厚みもあり強度も高いのですが、この破れ方は固く重い荷物の金具などでぶつけたと思われます。

両側が破れています、ゴルフバッグの出し入れをしたのか?シートベルトバックルを挟んだのか?原因はわかりません。

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中のウレタンも欠損

ちょうど丸みのある部分なので完璧な修理はできません、それでもなるべく目立たなくなるようにしたいと思います。

表面のシンセティックレザーの裏側にはウレタンが入っているのですが、それも欠損しています。

なので、ウレタンもサイズを合わせて入れていきます。

その後は、レザーパテを充填して強度をだして、シボも合わせて仕上げていきます。

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社長にご確認いただき無事に終了。

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ポルシェ 911カレラ(993) 栃木県出張(出張お任せコース)(後編)

栃木県那須郡のH様からご依頼で1泊2日の出張お任せコースです。

993カレラ。

レザーシート2脚をリペアしております。

下地処理の続きから。

助手席は背もたれの一部が破れていたので補修しつつ革の下地処理作業を行います。

H様だけでなく車好きなご両親と一緒にランチで美味しいお蕎麦屋さんに行きました。

聞けば993は御父上の車両だそうです。

ご家族そろって車が好きで趣味として楽しんでおられる様子、理想的に思えます(*^-^*)

折角、評判を聞いて遠方から呼んでいただいたわけですから、丁寧で拘った仕事をして喜んでいただけるように頑張ります。

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【走行距離や年式】【車両の雰囲気】や【お客様の好み】を反映してバランスを取り自然な仕上がりにしました。

とても喜んでいただけて良いご縁であったのではないかと思います。

H様とは時計の話でも意気投合(#^^#)

帰りには沢山のお土産まで!お米に新鮮な野菜、家族で美味しくいただきました!

楽しく仕事をさせていただき感謝です!

空気の美味しい綺麗な場所ですし、プライベートでも遊びに来たいと思います。

レザー以外でも様々な内装修理を行っております、サービスメニューはこちらをご参照ください。

ポルシェ 911カレラ(993) 栃木県出張(出張お任せコース)(前編)

遠方出張施工のご依頼です。

個人ユーザーH様からのご用命。

お車は、911(993)カレラ。

現地に到着

ご挨拶してから早速実車を拝見。

打ち合わせで施工内容や施工方法を決めてスタート。

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クリーニングしてしっかり汚れを落とします。

暗くなってきたので本日ここまで。

ホテルにチェックインして、明日のために疲れを取らねば。

ホテルに到着

後編に続く。

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ポルシェ マカン レザーヘッドレストリペア(傷) 

ポルシェセンター様からご依頼。

マカンのヘッドレストです。

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表皮の小さな捲れ傷でした。現行車種では最表面の塗装が薄い傾向です。

少しぶつけたり擦っただけでも表面塗装が剥がれてしまう事もあります。

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全く分からない、新品の仕上がりです。

担当フロント氏にもお褒め頂きました。

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ポルシェ 958カイエンGTS アルカンターラシートリペア(タバコ穴) 

担当しているポルシェセンターからご依頼です。

958カイエンGTS。

アルカンターラシートにタバコ穴が出来てしまいユーザー様から相談されたようです。

リペア方法の違いによりレザー程の耐久性と仕上がりにはなりませんが、事前にご了承いただき施工しました。

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遠目からは目立たなくなりました。

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