ポルシェ 911カレラ(991) ドアトリム再接着修理

東京都稲城市の個人ユーザー I 様からご相談されて、運転席のみ修理することになりました。

お持ち込み当日です。

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フチの方も剥がれてます

現状確認するとガラス越しに隙間が丸見え状態。

車内からも大きく膨らんでおりフチも捲れていました。

ドアの取り外し。

ウインドウやミラーは動かせなくなりますがロックは出来る状態。

I 様、長年トヨタでデザインの仕事をされたあと、今は大学で教えているそうです。

ドアを外して見るなり、笑いながら「スラッシュ成型が剥がれて・・・作りが貧弱でこりゃー歪みますね」と流石に詳しい。

ドア裏側に仕込まれたエアバッグスペースの関係で強度不足。元の接着力も怪しいし、のりしろも少ないので余計に剥がれやすい作りです。

ドアのみお預かり。一旦お帰り頂き終了後に再びお越しいただきます。

接着面の下地処理~脱脂~接着、部分補強と歪み修正。

1週間程度のお預かりとなります。

完成後に取り付け。

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I 様自作のサンシェードを取り付け。

剥がれる原因は日差しです、多少でも軽減されれば良いですね。

助手席側は運転席ほど酷くはないので経過観察です。

喜んでいただきました。

私もスピットファイアにしたので、I 様のインジュニアとダブルIWCのリストショット

I 様の腕には、エンジニアや理工系の方に人気のIWCがお似合いでした。

ポルシェ 911カレラ(991) ドアトリム剥がれ修理

担当しているポルシェセンター様からご依頼です。

ポルシェ 911カレラ(991)のドアトリムあるある。

ドアトリムの表皮が剥がれてしまう問題です。

これは、981と991に起こる現象、トリムに内蔵のエアバッグが開く設計のため強度不足なのと表皮の接着力が足りないために剥がれてしまいます。

剥がれるだけではなく樹脂の変形も引き起こしてしまい、放置すると悪化の一途。

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今回は特に助手席側が大きく剥がれています。

外してもらって回収。

側面まで剥がれてきます。

変形を可能な限り修正してから張り合わせ面の下地処理。

足付けや脱脂後に接着します。

接着の仕方も複数工程を経て完了させるので乾燥時間と合わせてそれなりの時間は必要です。

当店では、通常1~2週間のお預かり。

割れやすいコーナーを加工しておきます。

ここで注意が必要なのは、エアバッグの動作を遮らないように過度な補強をしないこと。

万が一開かなかったら大変です。

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完全に変形まで修正するのは難しいのですが部品交換よりは遥かにお安く修理可能です。

ちなみに部品は片側20万円台後半、30万円に近い・・・パネル一式でしか入手できません。

詳細はこちらをご参照ください。

ポルシェ 911GT3RS(991) レザーシート&ダッシュリペア 

個人ユーザー様からご相談いただき、ポルシェセンターを紹介後にご入庫いただきました。

991GT3RS。

レザーシートは事前に降ろしていただきました。

ダッシュボードの一部も傷があります。

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全ての傷とひび割れは小範囲ですが、ユーザー様は気にされています。

純正と同じ色艶に合わせて塗料を調合作成し、ピンポイント部分リペアを行います。

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綺麗になりました。

特徴的なステッチをしっかり保護することに注力します。

小さな傷ですが、レザーパテを薄く入れたり手間をかけて施工しました。

レザー以外でも様々な内装修理を行っております、サービスメニューはこちらをご参照ください。