張替えリペア
- 天井張替え
- ドアトリム剥がれ再接着
年式により異なりますが、欧州車の仕様として、ポルシェも近年のモデルではウレタンが入ったヘッドライニングが使われています。
クラシックポルシェに分類されるようになった初期型955,957カイエンや同じく初代987ケイマン、のように近年の一部車種では、劣化により表皮裏側のウレタンが加水分解してしまいます、すると車内に膨らむように剥がれてきてしまう訳です。この場合、表皮の再利用は出来ません。修理方法としては新品部品に交換されるか、全面張替え修理となります。
天井張替えリペアをお受けしておりますが、空冷時代の場合は構造が違っております。パーツとして交換や修理が可能なヘッドライニングではなく、ワイヤーの骨で固定している吊り天井構造となります。リペアとも異なる修理となりお受けしておりません。(レストア専門店様にご相談いただければと存じます)
ドアトリムでも近い現象が起こっております。やはり近年のモデルの場合、ドアの内部にエアバッグが設置されているため複雑な形状と構造です、更に軽量化のため成形樹脂の厚みも薄く、ドアウインドウガラスに接する上部が熱で変形してしまったり、分厚い表皮が剥がれて反り返ってしまう事もございます。修理方法は新品部品交換、または再接着リペアとなります。
981ボクスター、981ケイマン、991、等はほぼ共有部品のため、同じ症状が出てきてしまいます。但し、本革レザートリムでは少し構造が違うため剥がれにくいでしょう。
施工例(987ケイマン ヘッドライニング張替え)
個人ユーザー様からご依頼、「天井張替えの施工例を見ました、同じケイマンに乗っており剥がれてきたので修理をお願いします」
お客様のご要望により、オプションの防音断熱材を追加して施工いたしました。修理は1日で完了するため大変喜んで頂きました。
ポルシェセンターへのご入庫、ご自宅ガレージの他にも、ご指定される店舗や整備工場への出張施工も承ります。
なるほ堂では、輸入車内装修理を専門に10年前から天井張替えリペアを行っております。ポルシェ以外にも、欧州車、アメ車、国産車、メーカーでは【フォルクスワーゲン】【メルセデスベンツ】【BMW】【ミニ】【アウディ】等のドイツ車、【アルファロメオ】【フェラーリ】【マセラティ】【ランチャ】等のイタリア車、【シトロエン】【プジョー】【ルノー】等のフランス車、【ジャガー】【ベントレー】【アストンマーチン】等のイギリス車、珍しいところでは【いすゞ ピアッツァ】【ランチャ テージス】等の旧車や希少車も多数の施工実績がございます。
ユーザー様目線で、丁寧な品質重視の施工を行っております。
ポルシェユーザー様でもセカンドカーの修理としてお受けするケースが多くあります、先ずはおご相談くださいませ。
施工例(981ケイマン ドアトリム再接着リペア)
個人ユーザー様からご依頼、メールで「981ケイマンのドア内装を修理してもらえる業者を探しています、ご対応可能かどうか確認よろしくお願いします」
ドアトリム取り外し~樹脂素材の歪み修正~下地処理~接着~取り付けと進めていきます。接着工程も複数の段階を踏んでいき、特殊な材料を用いた工法となります。
車両のお預かりはしませんので外した状態でいったんお帰り頂きます。(ミラー、ウインドウスイッチは使えませんがロックは出来ます)
部品交換修理ではドアトリムアッセンブリーとなり、1枚30万円以上の高額修理です。両側交換だと安い中古車が買えてしまいますね。リペアでは安価に修理が可能です。
天井と同様、見た目で確実に分かる修理ですから、オーナー様にもご満足いただけました。