クリーニング&トリートメント
- 車種、年式、状態、内装色、などの違いによりクリーニングの仕方は異なります。
- 革の状態を維持するために保湿メンテナンスを行い同時に汚れも付きにくくします。
- 購入時、乗り換え時に、カウンセリングと合わせてご相談されるケースが多いメニューです。
価値ある車両の純正品を復元(リペア)する事に主眼を置いたメンテナンス
レザーコーティングとはどう違う?
当社ではコーティングを行っておりません。何故なら汚れが付きにくいメリットと引き換えにリペア時の作業性を著しく下げてしまうデメリットを伴うからです。コーティングの主成分(フッ素、ケイ素、レジン等)は塗り過ぎると光沢が出てしまったり、表面を硬化させてしまう恐れがあり、更に塗装をはじいてしまいます。その為、リペア時にはペーパー研磨して施工範囲が広がる弊害があります。
一時は導入を検討しました。しかし、コーティング後の車両をリペアした経験上(密着性が悪く範囲も広がり下地処理に時間が掛かる)とお客様の声「コーティングにより艶が出てしまったが直せなくて困っている」事から見送る結果となりました。
従って、クリーニング後の保湿メンテナンス剤(トリートメント)として、主成分がオイルの物を使用しております。その効果は、革に油分を浸透させひび割れや乾燥劣化を遅らせるのと同時に、汚れも付きにくくなります。しっとりと仕上げて艶々ではなくマット感を維持。
特に、トップコートが薄い、セミアニリンレザー、ナッパレザー、フルグレインレザーには効果的です。しっかりと汚れを落とした後に使うのがポイント。
施工例
個人ユーザー様からのご相談内容「最近購入したが、気持ち良く乗りたいのでクリーニングして欲しい」「革の状態も見て欲しい」
診断後、革の状態、表皮の状態、共に良くリペアの必要性は全くなし。気にされているクリーニングと防汚性向上のために保湿トリートメントを実施。保湿直後は若干艶が上がるが徐々に落ち着いてマットな質感になります。
アドバイス・・・運転席背もたれサイドサポートはほんの少し擦れの兆候が見られるので乗り降りの際に擦らないように少し意識するとなお良いです、1~2年程度は様子を見てからリペアをするかは次回ご相談ください。