ダメージリペア
- 経年劣化とは異なる特定の傷、破れ、等々
- 爪、キーホルダー、バッグ、ベルト、シートベルトバックルなどでついてしまった傷
- 古いオーディオを取り付けていたビス穴
- ナビ、レーダー、両面テープの剥がし跡
- 自動車用の本革レザーは、顔料染めされ、防汚加工もされた難燃性の大変耐久性のある革を使用しております。しかし、物理的なトラブルではあっけなく傷ついてしまう事も珍しくありません。
施工例(991GT3RS シート)
個人ユーザー様からご依頼、出張施工条件が合わず、ポルシェセンターをご紹介、ご入庫後に出張施工「かなり気を付けて乗り降りしていたが、気が付かないうちに傷がついていた」「傷を見つけてからは気になってしょうがない」
ユーザー様とご相談の上、出張施工が難しいため、提携先ポルシェセンターをご紹介。ご入庫後に出張施工。鮮やかで特徴的な色(ボディ同色のリザードグリーン)のステッチに最善の注意をはらいリペア、更に傷はステッチを跨いでいた。座面先端であることから革靴のヒールで傷ついたと推定。
施工例(997カレラカブリオレ グローブボックス、アンダーダッシュボード)
専門店様からご依頼、「この状態では販売できないので何とかしてほしい」
流石に完全なリペアは不可能です、目立たなくなるような仕上がりでも構わなければとご了承の上リペアしました。
シートはサンドベージュのピグメントレザーですが、ダッシュやグローブボックスは同色のシンセティックレザーです。
シンセティックレザーは年代により大きく違います、空冷時代は分厚く丈夫なのですが近年のモデルでは薄くてあまり耐久性も高くありません。
複数ヶ所の切れやえぐれを埋めたり接着したりして整え、シボもなるべく再現して目立たなくしました。社長には驚かれて喜んで頂きました。
施工例(993カレラ)
専門店様からご依頼、「後席の横の両側に穴が開いているところがあるんだけどリペアできる?」
リヤシート横のサイドパネル、両側に穴が開いていました。多少の補修跡をご了承いただきリペア。
このサイドパネルもシンセティックレザーです、997よりは厚みもあります。それでも破れて穴が開いているのでゴルフバッグなどで強くぶつけたのだと思われます。
欠損しているウレタンも充填して、表皮のシボも再現したのでほぼ分からなくなりました。