981ケイマンGTS レザーシートリペア(擦れ、ひび割れ)

いつもご依頼いただく輸入車販売店さんからです。

ポルシェ 981ケイマンGTS。

リペア個所は運転席の背もたれです。

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側面のシートベルトで擦れた傷、細かいひび割れも起こしています。

個体はシートを除けば非常に良く新車の雰囲気があります。

そのイメージを崩さないように、必要最低限の処置で蘇らせる方法をとりました。

複数回の各工程を経て下地処理が終わります。

事前に作っておいたレザー塗料で塗装。

近年のポルシェはブラックレザーでも青味が強い革が多く見られます。

視覚がだまされて隠れた色を見誤ると、光が当たった時の見え方が変わってしまい、リペア塗装跡がもろに分かってしまいます。

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助手席やコンソール側までは手を入れていません、あくまでも部分リペアなのですが統一感が出るように仕上げます。

担当フロント K氏に確認してもらい無事終了です。

今回のように少しだけ劣化したケースもあれば全体的に革の劣化が進んでいるケースもあります。

レザーシートのダメージリペアについてはこちらのサービスメニューをご参照ください。

今日は、通常マックイーンモデルのモナコ、K氏は左リューズのモナコを大事にされています(*^-^*)

ポルシェ 981ケイマン ドアトリム修理(表皮剥がれ再接着)

東京都江東区にお住いのT様からご依頼。

ポルシェ 981ケイマンです。

981ケイマン

991と981は同形状のドアトリムです。

このタイプはドア内部にエアバッグが内蔵されておりその辺りの表皮が剥がれたり変形したりする特徴があります。

困ったことに、ドアアッセンブリーでしか部品が出ないため、片側20数万円、両側を交換すると50万円位の費用が掛かってしまいます。

そんなに古い年式ではないのでお困りの方が多くいらっしゃいます。

素材の樹脂が薄く、熱で表皮が剥がれる力が強く変形(歪み)が酷いと完全に修正することはできません。

それでも、多少であれば変形修正したうえで再接着を行います。

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T様にお越しいただき、その場でドアを外してお預かりします。

暫くお預かりします。

スイッチは使えませんがドアロックは可能な状態。

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右側(運転席側)

T様には、喜んでいただきました。

因みに本革レザー仕様のドアではこの現象が起こりにくい作りになっています、また991や981の中古車購入時にはドアを確認されることをお勧めいたします。

修理をご希望の方はお気軽にどうぞ。

実車を見ながらドアの作り、構造をご説明いたします。

内装に関する様々な修理を行っております、サービスメニューはこちらをご参照ください。